薄毛カバー用エクステ種類と選び方

主なエクステの「装着方法」とその特徴を見てみましょう。「編み込みエクステ」は、自毛の根元にエクステの毛束を編み込んで固定する方法です。接着剤などを使わないため、頭皮への薬剤による刺激はありませんが、編み目が大きくなりやすく、接続部分が目立ったり、洗髪や乾燥に手間がかかったりする場合があります。比較的しっかりと固定されます。「シールエクステ」は、薄いシール状の接着面にエクステの毛束が付いており、自毛を挟み込むようにして装着します。接続部分がフラットで目立ちにくく、比較的短時間で装着できるのがメリットです。ただし、接着剤を使用するため、肌が弱い方はかぶれる可能性があり、油分に弱いというデメリットもあります。「超音波エクステ」は、専用の機器を使って、ケラチンなどの接着剤を溶かし、自毛とエクステを接続する方法です。接続部分が比較的小さく、自然な仕上がりが期待できますが、施術に時間がかかり、費用も高めになる傾向があります。「金属チップ(マイクロチップ)エクステ」は、小さな金属製のチップで自毛とエクステを固定する方法です。取り外しが比較的容易ですが、チップが硬いため、寝る時などに違和感を感じることがあります。次に「毛質」です。エクステには、主に「人毛」と「人工毛(ファイバー)」があります。「人毛」は、人間の髪の毛を使用しているため、見た目や手触りが非常に自然で、自毛との馴染みが良いのが最大のメリットです。アイロンやコテも使用可能で、ヘアアレンジも楽しめます。ただし、価格は高価になり、品質にもばらつきがあります。「人工毛」は、化学繊維で作られており、比較的安価で、色やカールが安定しているのが特徴です。しかし、人毛に比べて不自然な光沢が出たり、手触りが硬かったりすることがあります。熱に弱いものが多く、アイロンなどは使用できない場合が多いです。薄毛カバー目的の場合、できるだけ自然に見せることが重要なので、「人毛」を選ぶ方が馴染みやすい傾向があります。また、装着方法としては、接続部分が目立ちにくい「シールエクステ」や「超音波エクステ」が比較的適していると言えますが、頭皮への負担やメンテナンス性も考慮する必要があります。