パーマは味方?M字はげへの活用法

M字はげが気になるけれど、毎日のスタイリングでカバーするのが大変、あるいはもっと自然にボリュームを出したい、と考えている方にとって、「パーマ」は有効な選択肢となり得ます。パーマは髪にカールやウェーブを加えることで、様々なメリットをもたらし、M字はげの悩みを軽減するのに役立つ可能性があるのです。パーマをかけることのメリットとしては、まず「トップにボリュームを出しやすくなる」点が挙げられます。髪にカールやウェーブがつくことで、髪同士の間に空間ができ、根元が立ち上がりやすくなります。これにより、ぺたんとしがちなトップに自然なボリューム感が生まれ、M字部分との対比が和らぎ、薄毛が目立ちにくくなります。特に髪が細く、柔らかい方には効果的です。次に、「スタイリングが楽になる」というメリットもあります。パーマによって髪に動きや流れが既についているため、朝のスタイリング時間を短縮できます。ワックスなどを軽く揉み込むだけで、ふんわりとしたスタイルが決まりやすくなります。ドライヤーで乾かすだけでも、ある程度の形になることが多いでしょう。さらに、「視線を分散させる効果」も期待できます。髪に動きやカールがあると、視線が自然と毛先の動きなどに集まりやすくなり、M字部分への注目をそらすことができます。単調なストレートヘアよりも、変化のあるパーマスタイルの方が、薄毛をカモフラージュしやすいと言えます。ただし、パーマにも注意点があります。縮毛矯正と同様に、パーマ液や施術工程は髪にダメージを与える可能性があります。ダメージが進行すると、髪がパサついたり、切れやすくなったりして、かえって薄毛が悪化して見えることも考えられます。そのため、パーマをかける場合は、経験豊富な美容師さんに相談し、髪の状態を見ながら、できるだけダメージの少ない薬剤や施術方法を選んでもらうことが重要です。また、パーマの種類も重要です。M字カバーを目的とする場合、強すぎるカールや、根元が潰れてしまうようなパーマは逆効果になることがあります。トップに自然なボリュームと動きを与えるような、緩やかで柔らかい質感のパーマ(ニュアンスパーマなど)や、根元の立ち上がりをサポートする「根元パーマ」などが適しているでしょう。