電気バリブラシの機能として、低周波ばかりが注目されがちですが、同時に照射されている「赤色LED」の光にも、実は驚くべき育毛パワーが秘められています。LED(発光ダイオード)は、紫外線を含まない安全な光として美容医療の分野で広く利用されていますが、特に波長630nm前後の赤色LEDには、皮膚の深部まで到達し、細胞のミトコンドリアに働きかけて活性化させる作用があることが分かっています。毛髪の研究において、赤色LEDを頭皮に照射すると、髪の司令塔である「毛乳頭細胞」が刺激され、発毛を促す増殖因子の分泌が増加することが確認されています。これにより、休止期で止まっていた毛根が活動を再開し、成長期の髪が太く長く育つようになります。実際に、赤色LED照射は日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインでも、副作用の少ない推奨される治療法の一つとして取り上げられています。多くの電気バリブラシには、この赤色LEDが数十個単位で搭載されており、ブラシのピンから電流を流すと同時に、光によるフォトセラピーを行うことができる設計になっています。つまり、電気バリブラシを使っている時間は、自宅にいながら専門クリニックレベルの光治療を受けているのと同じような状態を作り出しているのです。痛みや熱さを感じることなく、ただ光を浴びるだけで育毛効果が得られるというのは、非常に画期的かつ安全なアプローチです。低周波の刺激が苦手な日や、敏感肌の時期であっても、電源を入れて光を当てるだけでケアが成立するため、継続しやすいという点でも赤色LED機能は薄毛対策における大きなメリットとなります。